ライフシフト LIFE SHIFT 人生100年時代
日本が一番の長寿大国になるのはご存知ですか?
「長く生きられて嬉しい!」反面、「いつまで働ければいいの」「貯金はいくらあればいいの」など、心配な声も聞こえているようです。
これからの数十年で、労働市場に存在する職種は大きく入れ替わります。古い職種が消滅し、新しい職種が出現します。
また、本当により良い人生を送りたければ、金銭的要素と非金銭的要素、経済的要素と心理的要素、理性的要素と感情的要素のバランスを取ることが必要とされています。
人生100年ライフでは、お金がもっとも重要な資源だと誤解される方もいますが、家族、友人関係、精神の健康、自由な時間‥人生で考えた時、どれもが重要な要素ですよね。
僕も20代の頃、メンターから何度も何度も教えてもらいました。お金だけあってもだめ、愛する家族だけでもだめ、健康なだけではだめ、自由な時間があるだけではだめ、精神が安定しているだけじゃだめ。
豊かな人生とは、どれが欠けてもだめなんだと。
付け加えて言われました。
メ「お金より大切なものあるか?」
僕「もちろんあります。家族や仲間です」
メ「守れそうか?」
僕「守ります」
メ「自分の収入だけで家族を養えるんか?」
僕「‥」
メ「家庭の経済も回せない奴が偉そうな口聞くな」
そして、次の言葉は今でも鮮明に焼きついています。
「お金より大切なものを守るために、お金がいるんだよ」
一生忘れないですね。悔しかったです。
お金って、稼いだ分だけ人を喜ばせたってこと、社会に貢献したってこと、そして、愛する人を幸せにするってこと。
今後、AIやロボットが経済に大きく影響を与えるのは間違い無いでしょう。人間にしかできないこと、それはイノベーション精神と創造性であり、遊んだり、即興で行動したりできることですよね。
そして「るつぼ」の経験というものが、非常に重要になってくるそうです。高温で金属を溶かして新しい物質をつくる「るつぼ」のように、その人の人間性を形作る経験が必要です。
具体的に、他の人たちの人生を、その人たちの苦痛や苦悩、高揚や喜びを体感する時間、すなわち、他人の立場に立って物事を考える時間が「るつぼ」の経験というわけです。
世界に対する見方を変え、接した人たちの人生のストーリーを自分のものとして俯瞰して見る。他人の人生により多く触れることが、今後の人生100年時代に大きく影響を及ぼすことでしょう。
今日も、愛する家族と仲間に感謝。