当たり前に感謝 今あるものを数えたら両手じゃ足りない
感謝とは?
誰かに何かをしてもらったとき感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と言います。
「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。
「ありがとう」は感謝の言葉ですが、漢字で書くと「有り難う」です。
「有る」ことが「難しい」と書かれていますが、なぜこれが感謝の意味になるのでしょうか。
それは語源である仏教のたとえ話を知ると納得できると思います。
「有り難い」とは「有ることが難しい」ということで、めったにないことをいいます。
人間に生まれることは、それほど難しいことなのです。
仏教では、人間に生まれてきたことは大変、喜ぶべきことであると教えられています。
「他人から何かしてもらうことは、めったにないことなんだよ、有り難いことなんだよ」というところから「有り難い」、それがくずれて「有り難う(ありがとう)」となりました。
人間で生まれてきただけで、有り得ないのですね。奇跡なんですね。
思うんです。世界に目を向けると、日本て凄く恵まれている国だなって。
こんな話を聞きました。フランスに旅行に行った時のこと、何気なくスマホを見ていたら、背後からいきなり盗まれたそうです。
日本でこんなことってありますか?歩きながら、カフェをしながら、電車に乗りながら、みんなスマホを見てますよね?海外と日本だと、治安が全く違うんだなと。
でもどうでしょう?もし、自分の子どもに食べるものがなく、飢えて死にそうだったら?他人の物を盗んででも、食べさせてあげたいって思いますよね。
日本は良い意味でも、悪い意味でも守られてると思います。
しかしなぜ、日本人はこんなにも自己肯定感が低いのでしょう。なぜ、年間に自殺者が20万人(遺書のないものは変死として扱われ自殺者数には入らないので、表面上は3万人と言われている)を超えるのでしょう。
それは、「感謝」にあるのではないでしょうか?
僕たちの生活は、豊かになりすぎてしまいました。いや、豊かになったのは良いことです。ただ、それが当たり前になり過ぎて、感謝することを忘れてしまいました。
日々、忘れないように感謝ノートを書いています。
どんなに豊かになっても、初心を忘れず、当たり前なことほど感謝しなければ。
こんな自由に、自分の将来を決められる国なんてないですよ。
やりたいこと、やりましょう。