清潔はビョーキだ 共存共栄が原理原則 自己治癒力を信じよう
現在、コロナウイルスが世界を騒がせています。街では、マスクやあらゆる消毒液が品切れ状態…早くこの状態が終息することを願うばかりですね。
さて、今回は常在菌についてです。菌が怖いという人!もともと人間には誰しも常在菌がいて、共存共栄しております。
過度の手洗いは、感染症にかかりやすい状態をつくり出してしまいます。
人間の皮膚には、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌をはじめとする約10種類以上の「皮膚常在菌」という細菌がいて、私たちの皮膚を守ってくれています。
彼らは私たちの健康において、非常に重要な役目を担っています。皮膚常在菌は皮膚から出る脂肪をエサにして、脂肪酸の皮脂膜をつくり出してくれているのです。この皮脂膜は、弱酸性です。病原体のほとんどは、酸性の場所で生きることができません。つまり、常在菌がつくり出す弱酸性の脂肪酸は、病原体が付着するのを防ぐバリアとして働いているのです。
皮膚を覆う弱酸性のバリアは、感染症から体を守る第一の砦です。これがしっかり築かれていれば、病原体が手指に付着することを、それだけで防げるのです。
僕は基本的に、手洗いは流水で洗い流す程度にしております。また、うがいも医学的に効果がないという文献もたくさんでておりますし、過度なうがい液などでうがいをすると、それこそ常在菌を殺してしまい、気道から菌やウイルスが侵入しやすくなります。
自然治癒力とは?
自然治癒力とは、人間が生きていくための「生命力」そのものです。
生きるために、心や体がどういう状態であれば良いのかを、人間は本能で知っています。
もし、良い状態の枠から外れてしまった場合、人間は無意識に元の枠に戻そうとします。
これが、自然治癒力です。
自然治癒力に大きくかかわるのが、免疫系、自律神経系、内分泌系であると言われています。
では、自然治癒力を高めるためにはどうしたら良いのでしょうか?
僕が思うポイント2つです。
★体温を上げる★
最近では、平均体温が36℃以下という低体温の女性が増えています。
女性は筋力が少ないですから、もともと体温が低めです。
体温が1℃下がると、免疫力が約35%下がり、その逆に体温が1℃上がると、免疫力が60%高まると言われています。
体温が上がれば、血行が良くなり、自然治癒力を高める白血球の働きも活発になります。
入浴をシャワーで済ませている方は、湯船に入るようにしてみましょう。
10分入浴するだけでも、体温を上げることができますので、自然治癒力は高まります。
★呼吸を意識する★
呼吸には、意識しておこなう呼吸と無意識でおこなう呼吸があります。
呼吸を整えることで、自律神経のバランスが整いますので、心身が安定し、リラックスします。
ぜひ、腹式呼吸をしてみてください。
鼻から大きく空気を吸いこみながらお腹をふくらませ、口で吐きながらお腹をへこませます。
呼吸を整え、新鮮な酸素を体内にたくさん取り入れることで、自然治癒力も高まります。
人間にはもともと、ウイルスや菌と共存できる身体になっています。今回の、コロナ騒動で、今一度、本来の力に目覚めることが大切なのではないでしょうか。
自分の免疫力を信じて、毎日を最高に楽しみましょう。