みんな違って みんないい

現役保育士がお届けする これからの未来

人見知りは「お母さん大好き」のサイン うちの子、人見知りしないんだけど!?

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見慣れない人を怖がって泣く人見知り。しかし人見知りは、乳児の心の発達が順調にいっている証拠なのです。大体、生後5ヵ月ころから1歳以降と、その出現の時期は個人でかなり差があります。また、その表し方もまちまちです。

 

よく知っている人は安心だけど、知らない人にはかかわってほしくない、つまり知らない人を拒否するかのような態度を見せます。僕の息子も、人見知りがありました(特におじさんに笑)

 

これは、いつもお世話をしてくれる安心できる存在である特定の人と、そうでない人との識別能力を、赤ちゃんが獲得したということです。順調な知的発達の表れですね!

 

しかし、面白いのは、よく観察していると、泣いていても大好きな人が「ほら、おばあちゃんだよ」というと、チラッチラッと見るところです。これは警戒心から一度は顔を背けますが、人を求めてやまない心が、赤ちゃんにそうさせているのです。赤ちゃんは自分の置かれた状況をよく理解して「この人は見知らぬ人だから、こわがったほうがいい」と思って泣きます、素晴らしい成長です。(僕も、職場では赤ちゃんによく泣かれています涙)

 

人見知りがなければそのほうが楽だ、と思ってしまわずに「これまでの育児の課程での絆がしっかりでき、順調に育ってきたんだな」と喜びましょう。また、逆に人見知りがなくて心配になっている保護者もいるようです。家族が大勢いて、人の出入りが激しい家庭や、お店をしている家の子どもは、人見知りをしない場合があります。また、生まれつき社交的な性格の子どももしないことがあります。

 

大事なのは、親しい人と、そうでない人の区別が出来ているかどうかです。たとえ人見知りをしなくても、親しい人に甘えるような表情を見せるのなら安心です。

 

でも、泣かれるのはやはり悲しいです(笑)特に男性保育士は、赤ちゃん組の部屋に入った瞬間に泣かれてしまうこともあるので…

 

ふと思ったのですが、「大人の人見知り」はどうなのでしょうか?よく対人関係が苦手な人や、初対面だと赤面してしまい、何も話せない人がいますよね。今回は赤ちゃんに対しての人見知りについて書きましたが、今後、大人の人見知りについても書いてみようかと思います。

 

子どもにとって、一番のご褒美はママの笑顔。

 

てのひら (PHPわたしのえほん)

てのひら (PHPわたしのえほん)

  • 作者:瀧村 有子
  • 発売日: 2010/02/26
  • メディア: 単行本