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現役保育士がお届けする これからの未来

モンスターペアレントの傾向 なぜモンスターになってしまうのか 教育者を目指す若き子たちへ

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モンスターペアレントDVD-BOX

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  • 発売日: 2008/12/03
  • メディア: DVD
 

 

 

※モンスターペアレントとは?

 

2007年に、教育者の向山洋一さんが言われた言葉で、現在はポピュラーな言語として認識されている「モンスターペアレント」僕も10年以上、幼児教育の現場に携わり、何百人という保護者の方と接してきました。その中でも、いわゆるモンスターペアレントの定義にあてはまる方もいらっしゃいました。 

 

これはネットからの引用です。

 


 「子どもの様子はどうですかと1時間毎に連絡が来る。子ども同士のケンカの理由や、内容を説明すると相手の子の親を呼べと言ったり、「どの子??」と保育室内に入ってきて睨みつける」(27歳・保育士)

「子どもが自分でたまたま腕に擦り傷をつけてしまった際、詳細を保護者に伝えると、翌日市に保育士が虐待していると通報をしていた」(29歳・保育士)

「発表会の子どもの配役や、器楽発表の役割に不満で怒鳴り込んできた。」(35歳・保育士)

「自分の子どもに高い服を着せているから外遊びNGと言われたので、その子は体調のすぐれない子と室内遊びで対応したら、わが子だけ仲間はずれで可哀想だから全員室内遊びにしてと無理を言われた。」(24歳・保育士)

「タレント活動のようなことをしていて、転ぶなど怪我をさせたら訴えると言われた。」(37歳・保育士)

「うちの子はクーラーが苦手なので、園全部のクーラーを消して。1日3回着替えをさせて」(30歳・保育士)

「園の風鈴を落ちてくると危ない、短冊が目に刺さるなど、言ってきて驚いた」(39歳・保育士)

 

 

これから保育士、もしくは教育者を目指す方へ

 

この記事で、恐がらせるつもりはありません。ただ、ありのままの現状を知ってほしいのです。今まで以上に強い志がないと、 続きません。好きなだけではダメなんです。

 

「保護者支援」という言葉があるくらいです、子どもの事、さらには保護者の対応、書類作成などの事務作業、仕事の持ち帰りの常習化、賃金の低さなど…

 

はっきり言います。保育士なんて誰でもなれるんです。保育士になることが目標ではありません。保育士になり、幸せ!と心から感じることが目標です。

 

それでも続けている理由は、大きくは子どもたちの笑顔、保護者からの感謝の言葉、コミニュケーションスキルや状況判断能力の向上、危険察知能力など、得られるものも大きいです。

 

「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があるように、今ある現場に不満を言い、環境を無理に変えても、それは試練から逃げていることになり、何の自己成長もないじゃないですか。少なからず、僕も逃げ出したい時もたくさんありました。けど、ここまで続けられたのも、やっぱり家族、仲間の存在だなと、改めて感じます。あと、「負けたくない」という勝ち気な性格も、後押ししてくれたかなと思います。

 

ただ、どうしてもダメな時、負けそうな時は、逃げてください。

 

そんなことで、誰もあなたを責めませんし、あなたがそこに居てくれるだけで幸せな人は必ず居ます。今後、いろんな形態へと変化していくであろう教育界。

 

目指している方に向けて、精一杯、あなただけの素敵な花を咲かせてください。