みんな違って みんないい

現役保育士がお届けする これからの未来

センスオブワンダー みんな忘れている第六感 大人も昔は子どもだったよ

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センス・オブ・ワンダーとは、一定の対象に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議な心理的感覚を表現する概念であり、それを言い表すための言葉である。

 

以前のブログでも少し紹介しました。

 

「沈黙の春」で有名なレイチェルカーソン。

アメリカの作家であり海洋生物学者であったレイチェル・カーソン(1907年5月27日 〜1964年4月14日)は、1962年に刊行された『沈黙の春』で世界ではじめて環境問題を取り上げました。この著書は、地球環境に対する人々の意識を大きく転換させるきっかけをつくり、のちに「歴史を変えることができた数少ない本の一冊」と称されることになります。

 

彼女の最後の著書になってしまったこの作品「センスオブワンダー」は、きっと、未来の子どもたちに向けてのメッセージなのでしょう。いや、大人になった人も、むかしは子どもでしたよね。この本に出会い、自然の素晴らしさ、そして、現代人になにが欠けているのか見えてきました。

 

昔と比べ、圧倒的に、自然と関わる機会が少なくなりました。これは僕の持論ですが、社会情動的スキル(非認知的能力)は、自然との関わる時間によって左右されるのだと感じております。

 

「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない“センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目をみはる感性”を授けてほしいとたのむでしょう。」

 

これは本書の一説ですが、神秘さや不思議さは今も昔も変わらないはずです。ただ、そこに気付く力(感性)が圧倒的に減っているのです。

 

アウトドアが好きな方も最近多い気がします。ぜひ、自然と触れ合う機会をたくさん持ち、感性を養っていただきたいと思います。ちなみに、ストレス発散には自然に触れるのが一番効果があるという研究データもあります。

 

 

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。

自然を通して何かに出会い、それに対して強く感じるとき、その先に確固たる知識や知恵が生まれ、生き生きとした精神力が生まれる。

 

これからの世の中に必要なスキルを、自然を通して学んでいきましょう。

 

センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー